実体験を基に評価してみた!投資の種類とそのおすすめ度は?

涼香

投資の種類って色々ありますよね。

涼香

種類が多すぎて何をすればいいか迷ってしまいます。

兎月

投資ブームの中、個人投資家ができる投資方法も多様化しています。

兎月

それぞれどんな特徴があるのか、おすすめできるのなかなかわかりませんよね。

兎月

そこで今回は、私が今まで経験したことある投資をまとめ、独断と偏見で評価をしてみました。

この記事でわかること
  • 投資の種類
  • それぞれの特徴
  • それぞれの評価
目次

評価方法について

私が今までに経験したことのある投資の種類について、概要と個人的な評価を書いていきます。
すべてを網羅出来ている訳ではありませんので、新たに試してみたら随時追加していきたいと思います。

評価項目は、リターン、リスク、初心者向けの3項目を5段階評価し、その平均(0.5点刻み)で総合評価とします。
投資スタンスによって向く投資方法は異なりますので、総合評価が高いから良い、低いから悪いという訳ではありません。
ただし、総合評価が高いものの方が万人向けとなる傾向がありますので、割と誰にでもおすすめできるものだと思います。

上記ご理解いただいたうえで、下記お読みください。

兎月

あくまで個人の見解ですので、参考程度としてください。

個別株

バリュー株(割安株)

項目評価
総合評価
リターン
リスク
初心者向け

株価がその会社の業績や企業価値から見て、割安になっている銘柄に投資する方法です。
歴史が長い、プライム市場に上場、財務状況が良好等、成長が落ち着いた大きな企業であることが多いです。

オマハの賢人と呼ばれるウォーレン・バフェット氏が好む投資戦略です。
バフェット氏が2020年に総合商社5社の株を大量に買い進めた際は、マーケットで大きな話題となりました。

安定した会社を安い時に買う投資ですので、比較的リスクは限定的です。
ただし、ある程度成長している企業に対し投資する場合が多いので、株価が何倍にもなるようなことは基本的になく、リターンはほどほどです。
株主優待や配当金を出している会社の株を割安で買えたならば、日々の値動きに右往左往することなく、長期間持ち続けられますので、比較的初心者でも取り組みやすいでしょう。

なお、一時期私もバリュー株投資をしていた時期がありましたが、あまりパッとした成績が出せなかったことと、そもそも優待や配当金にあまり興味がないことから、あまり向いていないと思い、現在はやっていません。

涼香

比較的長期でのんびりやる方法ですね。

グロース株(成長株)

項目評価
総合評価
リターン
リスク
初心者向け

業績が急拡大しており、急成長を遂げている銘柄に投資する方法です。
歴史が浅い、グロース市場に上場、財務状況が不安定等、大きな成長を続けているベンチャー企業であることが多いです。

大企業と比べると、どうしても経営基盤が脆弱な傾向があり、サービスも多角化せず、1本集中している場合が多いため、リスクは高めです。
ただし、革新的なサービスを提供しており、それが世の中に評価されれば、非常に大きなリターンを得ることができます。

時には、株価が10倍以上になることもあります。
例えば、パズドラで有名なガンホーですが、2012~2013年の約1年の間で、なんと株価が100倍になっています。
実に夢がありますね。

ただし、グロース株の見極めは難しいので万人にはおすすめできません。
また、仮に銘柄選定が上手くいき、高値がついたとしても、ある日バブルが弾ける様に、すさまじい勢いで下がっていくことも多々あります。
やるなら、1銘柄あたりの投資上限をしっかり決めて、損切りルールを徹底する程度のことは最低限必要です。

なお、個人的にグロース株投資は非常に面白いです。
そのため、総合評価はそこまで高くありませんが、今も無理のない範囲でやっています。

涼香

成長していきそうな会社を探すのは楽しそうですね。

投資信託

株式インデックスファンド

項目評価
総合評価
リターン
リスク
初心者向け

新NISAが始まり、もはや定番となりました。
よくわからないけどオルカンやS&P500を買っているという人も多いのではないでしょうか。

株式市場の平均である指数(インデックス)に連動する様に運用しますので、リスクとリターンのバランスが良いです。
ファンド毎に多少の差異はありますが、これ1本で分散投資ができますので、個別株程、色々と研究する必要もなく、お手軽に買えます。
初心者が投資の第一歩を踏み出すには非常によい商品だと思います。

なお、私は旧NISA(つみたてNISA)でS&P500、新NISAでオルカンに投資しています。
またiDeCoでは、国内株式インデックス、先進国株式インデックス、新興国株式インデックスをオルカンと同じような比率となる様に投資しています。
コア・サテライト戦略のコアとして、ポートフォリオの中心的存在です。

コア・サテライト戦略については、下記の記事でご紹介していますので、ご興味のある方はご覧ください。

涼香

まずはこれからですね。

株式アクティブファンド

項目評価
総合評価
リターン
リスク
初心者向け

インデックスファンドだけでは少し物足りないという方が、次の選択肢として挙がってくる投資先の1つです。
インデックスファンドは指数に連動する様に運用することを目標としていましたが、アクティブファンドは指数を上回る様に運用しますので、インデックスファンドよりも大きなリターンを狙って行きます。

ただし、インデックスファンドの成績を上回るアクティブファンドを見つけるのは難しく、大体のアクティブファンドの成績は劣後します。
コストも高めなので、正直、ポートフォリオの中心にはなりません。
ポートフォリオのアクセントとして少し加える程度の活用をおすすめします。

なお、私が初めて投資を始めた頃、インデックスとアクティブの違いもよくわからず、営業に勧められるがまま、アクティブファンドを買い、痛い目に遭いました。
現在は、インデックスファンドとの比較検証と遊び目的で、少額ですが毎月積立をしています。
今のところ成績はそこまで悪い訳ではありませんが、「このコストを払ってこの程度の成績なら別にインデックスでいいんじゃないか」という感じが否めません。
20年後、30年後の長いスパンで見たとき、「やっぱりインデックスだけでよかった」となるのか、「アクティブも正しく選べばすごい」となるのか今から楽しみです。

アクティブファンドについては下記の記事で紹介していますので、ご興味のある方はご覧ください。

涼香

正解の1本を選ぶのは難しそうです…。

債券インデックスファンド

項目評価
総合評価
リターン
リスク
初心者向け

こちらも株式インデックスファンド同様、定番です。
株式だけではリスクが高いので、分散のため債券入れるという定石に従い、組み入れる方が多いと思われます。

債券という性質上、株式に比べてリスクが低いですが、リターンも控えめです。
これで利益を出していくというよりも、投資先を分散させ、評価額の乱高下を抑える目的で加えるのが主になります。
株式インデックスファンドと同じく、これ1本で、様々な債券に投資が出来ますので、初心者でも非常に扱いやすいです。

ただし、本来債券は、途中で売らなければ、決まった利子が受け取れ、償還時に額面全額が手元に戻ってきます。
つまり、購入時点で利回りが確定します。
しかし、ファンドにしてしまうと、債券の利子や償還金を受け取るのはファンドになりますので、利回りが確定しているという債券の特性がなくなります。

そのため、個人的には、債券ファンドよりも、後述する生債券の方が好みです。
かつて、債券ファンドに投資していた時期もありましたが、現在は、生債券にシフトしています。

涼香

投資信託の方が生債券より分散はしやすいですね。

J-REIT

項目評価
総合評価
リターン
リスク
初心者向け

複数の物件を集め、不動産の家賃や売却益を投資家に分配しながら運用する投資信託をREITと呼びます。
そのなかでも国内の不動産を扱うものをJ-REITと言います。

本来、不動産投資には数千万~数億という多大な資金が必要です。
そのため、1つの物件を買うだけでも大変ですし、分散投資しようとするとさらにハードルも上がります。
また、大きな買い物ですので、簡単に売り買いできませんし、それぞれの物件の価値を見極める力も求められます。
しかし、投資信託であるJ-REITの出現で、少しの資金でお手軽に不動産投資が出来る様になりました。

そんなJ-REITですが、債券と株式の中間程度のリターンとリスクのイメージです。
債券と同様に、これを収益の中心とするよりも、分散目的で少量加える程度の使い方となるでしょう。
また、本来は不動産価格は毎日評価が変わるようなものではありませんが、投資信託であるがゆえ、投資家の需給により評価額が変動します。

J-REITにもかつて投資していた時期もありますが、現在は資金を入れていません。
なぜなら、コア資産として保有している全世界株式インデックスであるオルカンにすでにJ-REITが含まれているからです。

涼香

少額で不動産投資できるってすごい!

米国債券

項目評価
総合評価
リターン
リスク
初心者向け

世界経済の主役である米国の国債です。
2024年7月時点では、4%台の利回りと、それなりのリターンが得られます。
信頼性抜群で、米国がデフォルトしない限りは安全性も高い低リスク資産です。

債券ファンドと異なり、償還まで持っていれば、購入時点で利回りが確定しますので、日々の値動きを気にすることなく、安心して持っていられます。
ただし、米国の債券ですので、国の分散ができていないことと、為替リスクには注意が必要です。

なお、米国債に関しては、利回り4%程度である程度まとまった資金を投入しています。
長期間利回りをロックできますので、償還まで手放す予定はありません。

米国債については下記記事で解説しています。
ご興味のある方はぜひご覧ください。

アメリカって言うだけで安心感がありますね。

ヘッジファンド

項目評価
総合評価
リターン
リスク
初心者向け

市場がいかなる時でもリターンを目指す、絶対収益追求型の投資方法です。
戦略にもよりますが、すさまじいリターンをたたき出すというよりも、リスクを最小限に抑えながら効率的にリターンを得ていく印象です。
市場と異なる動きをするので、資産の分散に有効です。

近年は敷居が多少下がってきていますが、本来富裕層が投資する商品であり、情報が少ない最低投資額が大きい等、初心者にはあまり向きません。

ちなみに、私のポートフォリオには国内株式に投資するヘッジファンドを加えてあります。
コロナショックの様な下落局面でも被害を限定的にできていますので、資産の分散に一定の効果があると感じています。

ヘッジファンドについては下記の記事で解説しています。
ご興味がありましたらご覧ください。

涼香

投資額が大きくてなかなか気軽にはできないです…。

プライベートエクイティファンド

項目評価
総合評価
リターン
リスク
初心者向け

プライベートエクイティ(未公開株)に投資するファンドです。
企業価値を高めて売却することでリターンを狙います。
グロース株以上にリスクが高いですが、当たればリターンが大きいです。

上場している訳ではありませんので、日々の値動きはありません。
また、基本的に途中解約できませんので、ほったらかしにせざるを得ません。

非公開株は上場株程の情報が公開されていませんので、見極めが難しく、最低投資額も大きいです。
初心者は避けたほうが無難です。

なお、PEファンドには現在、程々に資金を投入していますが、まだ償還されていないため、評価が難しいです。
定期的に報告は上がってきていますが、やはり情報が少ないので、可も不可もないとしか言いようがありません。
エグジットの結果にもよりますが、今後はもう少し比率を下げると思います。

涼香

将来のAmazonみたいな会社に投資できるといいのですが…。

クラウドファンディング

融資型クラウドファンディング

項目評価
総合評価
リターン
リスク
初心者向け

クラウドファンディング業者が投資家から資金を集め、事業に融資するスキームです。
投資先の信用性、担保の有無等、案件によりますが、おおむねミドルリスク・ミドルリターンといえるでしょう。

投資時点で、見込リターンが示されているので、投資効率がわかりやすいです。
なお、融資先の会社の事業については、部分的に公開されていますが、基本的には上場企業ではないので、情報量は少なめです。
開示されている情報で判断するしかありません。
期間が短めの案件に分散投資することで、ある程度のリスクコントロールは可能です。

ソーシャルレンディングは比較的初期の頃から投資していますが、遅延中の案件がいくつかあります。
そこまで大きな額ではありませんが、だらだらと何年もかけて少額ずつ返金されているものと、完全に返金が止まっているものがあります。
今投資中の案件が一通り片付いたら、リスクをもう少し抑えるため、資金の大部分を引き上げ、後述する不動産クラウドファンディングの割合を増やしていこうと思っています。

涼香

無担保の案件に投資するのはちょっと怖いですね…。

不動産クラウドファンディング

項目評価
総合評価
リターン
リスク
初心者向け

融資型クラウドファンディングの類型ですが、こちらは不動産事業に限定されています。
集めた資金で不動産を購入し、家賃収入を得て、売却益を分配します。

不動産投資になりますので、ミドルリスク・ミドルリターンです。
基本的に不動産が担保となりますので、融資型と比べ、リスクが下がります。
また、J-REITと異なり、投資家の需給による価格変動リスクもありません。
投資を検討する時点で、想定される利回りがあらかじめ示されていますので、わかりやすいです。

現在、私の不動産を対象としている投資先は、この不動産クラウドファンディングと後述するSTOのみです。
分配金の支払が遅延した案件は今のところありませんし、担保もある程度しっかりしているので、安心して投資できています。
実物不動産はどうしても物件管理など、大家として色々気にしなければならないことがありますが、不動産クラファンであればこのあたりの実務を自分で考えなくて良いので、非常にお手軽に不動産投資が行えます。
今のところ、不動産クラファンで困ったこともないので、当面は不動産投資についてはこの方法で行っていくつもりです。

涼香

不動産が担保になっていると安心できます。

株式型クラウドファンディング

項目評価
総合評価
リターン
リスク
初心者向け

未公開株を保有する投資です。
PEファンドと似ていますが、PEファンドと異なるのは、実際に株主となる点です。
銘柄によっては、株主優待を受けられたりします。

玉石混合ですので銘柄選定はなかなか難しいですが、たまに面白い銘柄に出会えたりします。
運よく上場できたら高いリターンを得られるでしょう。
投資先にとっては、エンジェル税制が適応となり、節税もできます。
とはいえ、リスクが高めですので、そこまで積極的にはおすすめできません。
興味がある会社を応援する気持ちで、なくなっても良いお金を投資する程度にしておいた方が良いでしょう。

少額ですが、興味を持った銘柄に現在投資しています。
業績は比較的順調なのといまいちなのが半々程度です。
上場しているグロース株の比でない程、業績も財務状況も不安定です。
どういう結果になるにせよ、今保有しているものがエグジットしたら、よっぽど興味の湧いた銘柄でない限りやらないと思います。

涼香

上場株にないようなサービスを提供している会社もあったりしますね。

STO(不動産)

項目評価
総合評価
リターン
リスク
初心者向け

新しいタイプの商品です。
ブロックチェーンの技術を利用したデジタル証券であるSTを取引します。
今のところは不動産を対象にされることが多いので、今回は不動産STOについて触れていきます。

従来の不動産クラウドファンディングでは、ファンドに投資した後、原則償還まで現金化することができず、流動性に難があります。
しかし、STを活用すれば、ファンドに出資した分を証券化し、他者に譲渡することが可能になりますので、流動性が向上します。
リターンやリスクは不動産クラウドファンディングとそれほど差はなく、より使いやすくなった印象です。

STもお試しで少量保有していますが、まだ一般的ではなく、商品数が少ないです。
譲渡できると言っても、まだまだ取引が活発なわけではありませんので、機会は限られていきます。
今後、STがよりメジャーな資産となった場合、おそらくクラウドファンディングからこちらに移していくつもりでいます。

涼香

今後の展開に期待ですね!

IPO

項目評価
総合評価
リターン
リスク
初心者向け

新規上場する株を購入する投資方法です。
期待度が大きい銘柄は、上場した瞬間、株価が高くなる傾向にありますので、上場して即売却することで、低リスクで大きなリターンを得ることが出来ます。
珍しく低リスク高リターンを実現できる投資方法です。

人気化する銘柄は調べればすぐ分かるので、銘柄選びに間違えることはあまりありませんが、抽選の場合、大体当たりません。
とはいえ、宝くじよりは当選確率が高いので、できるだけこまめにエントリーはしておくことをおすすめします。
当たったら臨時ボーナスが入ってラッキー程度に取り組むのが良いでしょう。

一時期、当選確率を上げようと証券会社の口座をたくさん作って、片っ端からエントリーしていた時もありましたが、管理がめんどくさくなり、現在はメイン口座のみでしかやっていません。
過去に、ツイキャスを運営しているモイが当選した時がありましたが、上場した瞬間に売却し、470円→902円(+91.9%)の利益を一瞬で得られたりとおいしい思いもできました。

涼香

SBI証券だと外れたとしても、当選率を上げるポイントがもらえます!

FX

項目評価
総合評価
リターン
リスク
初心者向け
※最大レバレッジの場合

2chのコピペでお馴染みのFXです。
FXでは口座に入れている資金の何倍もの取引を行うことができます。
これをレバレッジといいますが、国内であれば最大25倍のレバレッジまで掛けられます。

上手くいけば大きなリターンを得ることができますが、当然大きなリスクを伴います。
よく爆死コピペを見かけますが、これは身の丈以上のレバレッジを掛けて取引していることが理由であることが多いです。

大きいレバレッジを掛けている場合、目を放している間に、大損をしていることもありえますので、ほったらかし投資には向きません。
一部の才能がある方を除き、初心者がこれを資産形成にメイン手段とするのはハードルが高めです。
ただし、低レバレッジで、外貨預金の様な感覚で金利の高い通貨を買い、保有しておくような使い方であれば比較的安全です。

私もFXをやっていた時期がありますが、やはりレバレッジを掛けると少しの油断が命取りになるので、基本的に画面に張り付きっぱなしで、のんびりしていられませんでした。
とても続けられないと思い、今ではまったくやっていません。

涼香

自分がコピペにならない様に気をつけなきゃ…。

自分にあった投資を選びましょう

今回は投資の種類について解説してきました。
非常に多くの種類がありましたが、気になるものはあったでしょうか。
それぞれの方法に個人的な評価をつけていますが、人によって向き不向きがあります。
これらの評価は参考とし、少額でお試しでやってみて、自分にあった投資方法を選ぶのが良いでしょう。

それぞれの投資方法について、もう少し聞いてみたいことがありましたら、問い合わせフォームからお問い合わせください。
私が経験したことがあるものであれば、お答えさせていただきます。

涼香

自分にあった方法を探してみます!

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