夏だ!有明だ!と来たらもちろん?
コ…コミケ…?
クリエイター的には正解!
ですが、今回はビックサイトで開催された資産運用EXPO2023に行ってきたのでそのレビューをしたいと思います。
資産運用EXPOとは?
資産運用EXPOとは、RX Japanが東京で春夏・大阪で年3回開催する投資商品の見本市です。
不動産、株式、保険、金など、様々な商品が出展されます。
今回参加した第2回資産運用EXPO2023夏は7/7(金)~7/9(日)に開催されました。
以前からSNSやブログなどの怪しいというレビューを見て興味はあったのですが、コロナが流行していたので、参加を見送っていました。
今回、5類に移行したことから、参加してみましたので、その感想をまとめていきます。
東京ビックサイトへ突撃!
ゆりかもめに揺られ到着したのは朝の9時30分頃。
人はそこそこいますが、コミケに行ったことのある方からするとガラガラに感じるでしょう。
開会は10時ですが、すでに受付は開始しており、待つことなく入場できました。
参加にあたっては、事前に申し込みをしておく必要があり、会場にある端末でQRコードを読み込ませれば受付完了です。
受付にあたり、名刺カードを記入する必要があり、この名刺カードを受付の端末に通すことで、個人情報の入ったバーコードや属性、氏名が載ったカードが発行され、これを首からぶら下げながら見て回ることになります。
なお、各ブースを周る際、このバーコードを読み取られると個人情報を提供することになりますので、ご注意を。
とりあえずセミナーに参加
今回の主目的はセミナー参加です。
講演は大きくわけると特別講演とその他のセミナーに分かれています。
特別講演は経済アナリストや証券会社アナリスト、投資系YouTuber等の著名人が講演しており、定員も多めです。
経済動向であったり、投資手法といった内容が主です。
特別講演は1日2セッションまでしか参加できない制限があります。
その他のセミナーは、ブースに出展している会社が自身の会社の商品に関する内容が主です。
ブースも特別講演と比べると狭く、回数制限もありません。
基本的に撮影等は禁止なので、必要があればメモを取ることになります。
なお、特別講演は基本的に配布資料がないようです。
特別講演をしている方は、基本的に著名人で、ネット等の様々な媒体ですでに多くの情報を発信しているため、ここでしか聞けない新しい情報というのは基本的にはない様に思えました。
しかし、やはり文字だけでは伝わりきれないこともあり、実際に対面で説明を受けることで、どの様な意図でその様に考えているのかという、その人の考えの背景を知ることが出来、理解に厚みが増したように感じました。
1つでも得るものがあるならば儲けものです。
興味のあるセミナーがあるならば、参加してみてもよいのではないでしょうか。
余った時間でブースを探索
セミナーとセミナーの間の時間に、ブースをふらふらと徘徊してみました。
圧倒的に不動産系のブースが多く、おおよそ7割は不動産関係だったのではないでしょうか。
不動産関係は営業の熱量がすごく、歩いている人に片っ端から声を掛けており、断られても食い下がっていました。
模型があったり等、見ている分には面白かったのですが、投資したいものがあったかと聞かれると…という感想です。
中には、変わり種の投資先もありました。
印象に残っているのはウイスキーとしいたけ、外貨両替機(写真ブレブレ)ですかね。
ウイスキー投資のブースは、バーカウンターが設置され、ウイスキーの試飲も可能なおもしろい形状をしていました。
実は、自分のアセットアロケーションにはコモディティが入っておらず、以前から投資先を模索しており、ウイスキーカスク(樽)投資というのも少し気になっていました。
今回せっかくの機会なので話を聞いてみて、勉強させてもらいました。
色々と疑問点もあり、その場で「すばらしい!ぜひ投資しよう!」とはさすがになりませんでしたが、もう少しリサーチをしてみようとなる程度には興味が湧いたので、ある意味収穫があったのかもしれません。
しいたけ投資のブースは芸能人のヒロミさんを使ってプロモーションをしていたり、しいたけの原木を配布していたりと、本展で一番パンチの効いたブースだった気がします。
外貨両替機は、アフターコロナにより、インバウンド需要が見込まれるそうです。
当たり前ながら、どちらも良い利回りを示していましたが、実際に運用するとどうなんでしょうね?
この他にも、高級時計や、児童発達支援事業、キャンピングカー等、書ききれないくらい様々な投資商品がありました。
それとFPのスペースもありましたので自分の悩み事を少しお話をしてみました。
実はFPに相談に乗ってもらったのは投資を始めたばかりの頃以来で、それ以降、基本的に自分だけで資産形成を進めてきたので、第三者から客観的に意見をもらうというのは非常に貴重な機会でした。
限られた時間でしたので、自分の中で答えを出すところまでは至りませんでしたが、ひとつの考え方を示していただき、材料とすることができました。
やはり、困った時は誰かに相談することは大切ですね。
今回改めて実感しました。
FP持っている人間でもその様に思うので、お金のことでお悩みの方は、FPに相談してみることをお勧めします。
(答えられる範囲であれば私も相談に乗りますので、お気軽にお問合せくださいね。)
投資勧誘を受ける際の注意事項
今回各ブースを周っていて感じたのは、その場で契約している方が思った以上に多くいたことです。
すべてのブースの説明を聞いて回った訳ではありませんが、中には「これ大丈夫か?」と思う商品もありました。
非日常的な会場の熱気や雰囲気の中、「投資は一期一会」、「来場者限定」といった謳い文句を聞くと、その場で契約しないことこそが機会損失の様に感じてしまいがちです。
しかし、基本的にその場で契約というのはおすすめしません。
当然営業は「今を逃すとこんなチャンスないですよ」と言ってきます。
しかし、「契約書の約款は熟読しましたか?」、「商品の内容を十分に理解しましたか?」、「リスクを把握していますか?」
これらが出来ていないなら、断固たる決意で持ち帰り、冷静になって検討してください。
案外、冷静になると、なんであんなに盛り上がってたんだろうと思ったりするものです。
当たり前のことですが、勧誘してくる業者は、慈善事業でなく、自分たちに利益があるから勧誘してくるわけです。
よく営業電話に対する返しで「そんなに儲かるならなんで自分でやらないんですか」という質問をする人がいますが、どんな投資先であっても、まずはこれを考えることを最初にすべきだと思います。
我々はプロではないので、100%を理解することは到底無理です。
しかし、当然なんらかの理由があるから、投資商品として投資家を勧誘するビジネスモデルにしている訳です。
冷静になってこれらを調べ、考え、スキームとリスクを理解し、納得したうえで、投資を行うか判断をすべきです。
「理解できないものには投資しない」というのは基本であり、大原則です。
今回、本当に契約内容を理解しているのかわからないまま契約していそうな方が、それなりに見受けられましたので、非常に気になりました。
投資は自己責任で、自分の身は自分で守らなければなりません。
書類にサインする前に今一度、振り返ってみてください。
まとめ
今回、資産運用EXPOを見てきた結論としては、「面白かったけど2回目は行かなくても良いかな」というのが個人的な感想です。
セミナーやFP相談等はよかったですが、このイベントでなくてもいくらでも機会はありますし、投資商品については、評価しづらい商品も多くありました。
疲れる割には得るものが少ないので、情報収集というよりも、お祭りに遊びに行く程度の気持ちで行くのがちょうど良いのではないでしょうか。
ただし、くれぐれもお財布の紐は緩めない様に注意してくださいね。