毎日絵を描いてると肩や腰が痛くなります……。
整形外科や接骨院に通うと結構お金も掛かるし……。
肩こりや腰痛はパソコンの前に座っている時間が長いクリエイターにとって悩みのタネだと思いますが何かいい方法はないでしょうか?
クリエイターはパソコンで作業する時間がほとんどですし、前傾になりがちなので、一般的な仕事以上に首や腰への負担が大きいです。
今回は、肩こり・腰痛持ちの私が、とある3つのアイテムを活用し、症状だけでなく、家計も合わせて改善したお話をしていきたいと思います。
- 実体験による肩こり・腰痛におすすめのアイテムの紹介
- 肩こり・腰痛に掛かる医療費
- おすすめアイテムの費用対効果
クリエイターの肩こり・腰痛問題
イラストレーター、漫画家、声優、小説家、Vtuber、音楽クリエイター、動画クリエイター等、ほかにも様々なクリエイターがいると思いますが、全員に共通しているのが「パソコンの前での作業時間が長い」ということです。
調子がいい時は何時間も座りっぱなしで作業しているというのはクリエイターならば誰しも経験があることだと思います。
切りがいいところで休憩するかと思ったら肩や腰がバッキバキ、寝たら寝違えることが多くなったり、物を持ち上げたらぎっくり腰になったりと経験ある方もいるのではないでしょうか。
「自分はまだ若いから大丈夫!」と思っているクリエイターさんも油断しているとある日、突然来ますから油断は禁物です。
クリエイターのお仕事は肉体的にはなかなかの劣悪環境に置かれていると言っても良いでしょう。
そうは言ってもパソコンを使わなければクリエイターは仕事になりません。
それならば、何かしらの工夫が必要となりますが、どうしていけば良いでしょうか。
この症状……なんとかなるんでしょうか?
クリエイター3種の神器
そこで今回は、私が肩こりや腰痛に使用して効果のあったアイテムを3つ紹介していきます。
神器その1~高級チェア~
今回ご紹介する3つのアイテムのうち1つめは高級チェアです。
もしかしたら、紹介するまでもなく、椅子は結構良いのを買っているクリエイターは多いかもしれません。
クリエイターは一日中座って過ごすことが多いので、一日の大半を過ごす椅子の環境は非常に重要です。
椅子選びで身体への負担、特に腰についてはだいぶ変わってきます。
ここでは個々の製品の比較は行いませんが、私が使っている椅子の紹介や、どの様な基準で選んだのかをご紹介します。
椅子選びの参考にしてみてください。
私が現在使用している椅子は、Ergohuman Pro Ottoman(エルゴヒューマン プロ オットマン)という製品です。
モデルチェンジしてしまっている様で、リンク先は次世代の物ですのでご注意ください。
記事執筆時時点でもう8~9年ぐらい使用していると思います。
当時の販売価格は大体10~15万くらいですね。
世間的には高級チェアに分類される椅子だと思います。
私がこの製品を選んだのは下記がポイントです。
- エクストラハイバック
- 背もたれ高さ調整
- ヘッドレスト高さ・角度調整
- アームレスト高さ・角度・前後・左右調整
- 座面チルト
- ランバーサポート
- メッシュ
- オットマン
この中でも特に重要なのが、ランバーサポートと座面チルトです。
まず、ランバーサポートと座面チルト機能とは何か、エルゴヒューマンの公式ホームページに説明がありましたのでご覧ください。
人は直立状態が最も自然で体に負担がかかりにくいと言われています。ランバーサポートは、背骨を人間本来の自然な姿勢である滑らかな”S字カーブ”に保ち、疲れにくい姿勢の維持をサポートする機能です。
引用:エルゴヒューマン公式ホームページ
座面の椅子を「前方に傾けた状態」にする機能です。座ってのパソコン作業や書き作業などの場合、人は自然と前のめりの姿勢になってしまいます。その時に、姿勢に合わせてチェアの傾きを前傾にしてあげることで腰部分をサポートできるようにする機能です。
引用:エルゴヒューマン公式ホームページ|座面前傾チルト機能
どうしても長時間椅子で作業していると、前のめりになって猫背になっていきます。
これが腰痛の原因となりますが、ランバーサポートで腰のS字を維持し、前傾チルト機能で骨盤を起こすことで、作業中でも自然な姿勢となり、身体への負担が軽減されます。
また、この椅子は調整できる箇所が多く、一人ひとりに合わせた最適な調整ができるため、負担なく、非常にフィット感のある座り心地を得ることができます。
ヘッドレスト・オットマンもついているので、作業を小休止する時も、リクライニングし、ゆったりと過ごすことが出来ます。
椅子には身体への相性もあると思いますので、この製品を選んでおけば間違いないとまでは言えません。
こういった機能を持った椅子を中心に、お店で試してみて、気に入ったものを選ぶのが良いのではないでしょうか。
店員さんにも相談しながらお店で色々試してみるのがいいですね。
神器その2~オーダーメイド枕~
2つ目にご紹介するのは、オーダーメイド枕です。
実は、今回ご紹介する中のアイテムで一番半信半疑だったのがオーダーメイド枕でした。
しかし、使ってみて手のひらがくるっと180度回転します。
一番効果を実感しているのがこの枕です。
オーダーメイド枕、本当に最高です。
まず、私の使用している枕をご紹介します。
FIT LABOのオーダーメイドまくらプレミアム(44,000円)です。
枕にこんなにお金かけるの!?というくらい高いですが、それなりの理由があります。
枕が出来るまでですが、まず、お店でカウンセリングを受け、身体のラインを上から下まで専用の機械を使って測定されます。
測定したデータを基に、適切なまくらの高さを決めます。
この枕は10か所の部位にセパレートされているため、部位ごとに個人に適した高さに調整されます。
高さが決まったら、その人の好みに合った中材を選択し、作ってもらいます。
完成したら、実際にベッドに横たわってみて、フィッティングを微調整して完成です。
なお、この枕ですが、10年間はフィッティングの無料サポートが受けられます。
使っていれば多少なりともヘタってくる枕ですが、お店に持参し、調整してもらうことで、10年間は新品と変わらず使い続けることが出来ます。
私は首・肩周りがガチガチで、寝ていても良く寝違えたりして痛めていたのですが、枕を変えてから、寝違えた記憶がほとんどありません。
逆に、旅行等で宿泊先の枕を使った翌日は首回りの調子があまり良くないです。
おそらく、この枕が本当に合っているのでしょう。
クリエイターは腰もですが、首・肩周りの負担も大きいです。
休息しなければならない睡眠時に枕が合っていないと、休息どころではなく、逆に痛めたり悪化したりしてしまいます。
休む時にしっかり休むためにも枕選びはクリエイターにとって大事だと考えています。
寝ても首回りの疲れが取れない、痛むという方は試してみる価値ありです。
なお、ここでも個別の商品の比較はしませんが、メーカーによって仕様や保証の内容は異なるので注意してください。
メンテナンスを定期的にすることが前提になりますので、住んでいるところからアクセスしやすい店舗を選ぶのが良いのではないでしょうか。
枕を抱えて遠方まで行くのは結構大変なので。。。
もうこれなしじゃ眠れない……zzz
神器その3~ストレッチポールⓇ~
3つ目にご紹介するのはストレッチポールⓇです。
ストレッチポールⓇというのは商品名なので別にこの商品でなくても良いのですが、一般的な名称が分からないので、この界隈で有名なこの商品名を用いてここではご説明します。
先にご紹介した2つのアイテムはどちらかというと環境を変えて、症状を抑えることを目的にしていましたが、こちらの商品は見た目のとおり、運動療法を目的としたアイテムになります。
環境を変えても、根本的に治すことはできません。
身体を動かし、症状の緩和を目指していく必要があります。
私自身は、接骨院で薦められて使い始めたのがきっかけです。
毎日のルーチンで続けると、効果を実感できるようになります。
使い方ですが、公式がエクササイズの動画がたくさん挙げています。
いくつか貼っておきますので参考にしてみてください。
やっていくうちに動きが滑らかになるのを実感できます!
肩こり・腰痛に掛かる医療費は?
ところで肩こりや腰痛などの治療をする場合、どの程度の費用が掛かるのでしょうか。
整形外科に通院するのか、接骨院に通院するのか、薬は必要なのか等、人によって様々ですので一概には言えませんが、過去の私のケースを例として示してみたいと思います。
- 肩甲骨周辺に鋭い痛み
- 2か月に1回程度の頻度で発生
- 整形外科で初診、レントゲン撮影、通院なし
- 発症ごとに接骨院に1か月間、週1回程度通院
- ロキソニンテープを発症時に2週間程度使用
これらを前提とし、1年間に掛かった医療費の内訳が下記です。
なお、わかりやすくするため、数字は丸めています。
内容 | 内訳 | 概算費用 |
---|---|---|
整形外科診断 | 診療:約4,000円、薬剤約1,000円 | 約5,000円 |
接骨院通院 | 約1,000円/回×4週×6か月 | 約24,000円 |
鎮痛剤 | 約1,500円/週×2週×6か月 | 約18,000円 |
概算ですが、これだけで年間約50,000円も掛かっていました。
医療費はこれ以外にも掛かっている訳ですが、背部痛による医療費が占める割合が圧倒的に大きかったです。
こんなのが毎年掛かっていたら堪ったものではありません。
身体だけではなくお財布への負担も大きいですね……。
費用対効果は?
それでは、今回ご紹介したアイテムの費用対効果はどの程度ものでしょうか。
オーダー枕約45,000円、高級チェア約150,000円、ストレッチポール約10,000円の以上3点、合計で約205,000円ですが、わかりやすくするために購入費200,000円でここでは丸めてしまいます。
これに対し、前述した年間医療費は約50,000円でした。
ここでも、わかりやすくするため、医療費50,000円とします。
私はこの3つのアイテムを購入し、活用した結果、完治とまではいかずとも、日常生活で痛みに苦しめられたり、通院しなければならないようなことが圧倒的になくなりました。
したがって、年間50,000円の医療費の削減に成功しました。
少し視点を変えてこれを投資に置き換えて考えてみると、200,000円投資したら、年間50,000円の利益が発生したということです。
それではこの投資の利回りはどの程度なのでしょうか。
計算したのが下記の式です。
$$\frac{年間医療費50,000円}{購入費200,000円} \times 100\% = 25\%$$
なんと利回り25%という結果になりました。
利回り25%というのがどの程度のものなのかピンとこない方もいると思います。
比較対象としてイメージしやすいのは日経平均だと思いますが、この記事執筆時点の利回りはおおよそ年2%程度です。
また、投資の神様とも呼ばれるウォーレン・バフェット氏の生涯利回りは年平均20%程度と言われています。
この様に比べると、この投資は圧倒的なパフォーマンスであることが分かります。
さらに、今回ご紹介した3つのアイテムはそう簡単に破損するようなものでもありません。
少なくとも10年は普通に使い続けられるでしょう。(ポールはもしかしたら表面が劣化するかもしれません)
つまり、年25%得られる投資が10年間は続けられるということです。
下記の記事でも似たようなことを述べていますが、私は、運用で収入を増やすことだけではなく、何かしらのコスト(お金、時間、手間等)を対価に支出を減らすことも投資であると考えています。
高く初期費用が掛かってしまうとしても、それ以上のリターンが見込まれるのであれば、投資の価値ありです。
安定して年25%もリターンのある金融商品なんて普通ないですよ!
あったらそれは高確率で詐欺だからね……。
肩こり・腰痛に悩むクリエイターは検討を
今回は、肩こり・腰痛に悩むクリエイター向けに資産形成に絡めたアプローチでおすすめのアイテムをご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
クリエイターだからこそ、健康には留意しなければなりません。
症状が悪化すれば、長く座り続けることもできなくなり、作業にも支障をきたし、収入にも影響を及ぼします。
どれも私が実際に使用してみて効果のあったものかつ、費用対効果が高いものです。
今現在症状に悩んでいる方、または現在症状がない方も予防のため、ぜひ検討してみてください。
早速私も試してみます!