資産形成と一言で言ってもやることたくさんありますよね…。
フリーランスのクリエイターの場合、どの様なことから始めればいいのでしょうか?
資産形成と言われるとまずNISAと思われる方も多くいると思いますが、他にもやるべきことが多々あります。
そこで今回は、フリーランスのクリエイター向けに資産形成を始めるにあたっての基本事項を順序だてて紹介していきます。
今回解説した内容はベースとして手を広げていきましょう。
- 資産形成のための基本事項
- やるべきことの優先順位
- 各事項の詳細解説記事
家計の見直し
資産形成といえばまず投資をイメージする人が多いと思いますが、その前に家計の見直しをしなければなりません。
家計の見直しも立派な資産形成です。
あせらずにまずは家計を最適化し、余剰資金を明確にしましょう。
家計の把握
何よりも最優先で行うべきは家計の把握です。
投資で資産を増やすよりも、まずは収支を見直し、手元に残るお金を増やす方が簡単です。
また、収支を最適化できていない状態でいくら資産形成をしたところで、必要以上の金額を投資に回してしまい、赤字になってしまうこともあります。
家計の把握の重要性については下記の記事で解説しています。
文美国保の検討
家計の把握ができたら今度は文美国保の検討をしてみましょう。
フリーランスの場合、基本は国民健康保険に加入することになりますが、条件によっては文芸美術国民健康保険に加入した方がお得になり、家計が改善される場合があります。
下記の記事で、文美国保をおすすめする人について解説しています。
保険の見直し
家計を把握した、文美国保も検討した。
それではそろそろ投資について…と思うかもしれませんが、もう少しお待ちください。
家計の見直しの最後に、保険の見直しを行いましょう。
日本の公的保険は優秀ですので、必要以上に民間保険に加入する必要はありません。
しかし、フリーランスの場合、会社員と比較し、不足する保険があります。
家計の見直しの最後に、必要な保険の見直しを行いましょう。
フリーランスに不足する保険については、下記の記事で解説しています。
ライフプラン表の作成
家計の見直しにより、年間収支が大まかに把握できたと思います。
次に、ライフプラン表を作成してみましょう。
いきなり正確なものを作るのは難しいと思うので、大まかなものでも結構です。
今後どの様なライフイベントがあるのか、いつまでにいくら必要なのかを把握することで、この後に続く投資の方法を変わってきます。
ライフプラン表の作成方法については下記の記事で解説しています。
投資
ライフプラン表を作成し、今後どの程度のお金がいつまでに必要なのか把握出来たら、いよいよ投資を始めてみましょう。
投資をするうえで注意するのは、無理しないことです。
生活防衛資金を確保したうえで、必ず余剰資金で行う様にしましょう。
iDeCo
巷ではNISAが推されていますが、最優先で始めるのはNISAでなく、iDeCoを個人的にはお勧めします。
フリーランスの場合、厚生年金に加入できず、退職金もないため、老後資金が不足します。
年金を目的としている点や、節税効果もNISAよりも高いことから、iDeCoの方がよりフリーランスのクリエイター向けです。
iDeCoについては下記の記事で解説しています。
NISA
iDeCoの次は、有名なNISAを始めてみましょう。
iDeCoと異なり、年金以外の用途でも使用できます。
節税効果についてはiDeCoに負けますが、2024年から始まった新NISAでだいぶ使いやすくなりました。
NISAについては下記の記事で解説しています。
小規模企業共済
資産形成しなければならないのは分かっているけれど、iDeCoやNISAでリスクを取るのが怖い…という方には小規模企業共済をお勧めします。
小規模企業共済は、フリーランスの方向けの退職金制度です。
リスクを抑え、安定的に活用できます。
ただし、そこまでのリターンが見込まれる訳ではないため、iDeCoやNISA等と併用するのが良いのではないでしょうか。
小規模企業共済については下記の記事で解説しています。
資産形成には積み重ねが大事
今回は、フリーランスのクリエイター向けに、資産形成スターターパックということで、解説してきました。
本格的に資産形成を始めようと思うと、やることは多岐に渡ります。
しかし、いざ始めるとなった場合、何から着手して良いのかわからないものです。
そこで今回は、優先的に行うべき基本事項を順序だてて説明してきました。
一気にやろうとせず、出来ることを積み重ねていくことが大事です。
資産形成を進めていく中で、わからないことも出てくると思いますが、誰かに相談したいと思った時、FPに相談してみることも方法の一つです。
お問い合わせフォームからご連絡いただければ、出来る範囲でご相談にも乗らせていただきます。
できることから少しずつ始めていきます!